お知らせ

「リウマチとともに歳を重ねるということ」~介護施設でのこれからを考える~

先日、第69回 日本リウマチ学会総会・学術集会に参加してきました。

 

現場を離れ、最新の研究や治療の報告にふれることで、あらためてリウマチ診療の奥深さと可能性を実感しました。

 

高齢化が進むなか、関節リウマチを抱えながら介護を必要とする方も増えてきています。
私はもともと内科医としてリウマチ診療に携わってきましたが、現在は介護老人保健施設(老健)で働いています。

 

老健では介護保険が中心のため、医療保険が適用される治療を継続することが難しく、リウマチのような慢性疾患には限界があります。

 

これまでに、リウマチ患者さんの入所相談を受けながら、必要な医療を十分に提供できないことから、受け入れを断念せざるを得なかったこともありました。
そのたびに、悔しさや無力感を抱えてきました。

 

それでも私は、リウマチを抱える方が安心して暮らせる介護施設のあり方を、これからも模索し続けたいと思います。
今回の学びも、きっとその一歩になると信じています。

 

 

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